2020年度の近畿大学医学部の前期の1次試験が終わった。
なにあれ、もう嫌。
他の受験生は問題をどれ位解けたんだろう?
誰か説明して欲しい。
といった疑問に当サイト(数がく部)の管理人uheiがお答えします。
2020年度の近畿大学医学部の前期の1次試験が終わりました。
ネットを探すと総評を解説するサイトはあります。
でも問題に関してどうだった、どこの大学で類題が出題されたみたいのを解説するサイトはそうないですよね。
だからこのサイトで説明します。
2021年度の近畿大学医学部を受ける人の参考になればと思います。
2020年度の近畿大学医学部の問題について
2021年度の近畿大学医学部を受験する可能性がある人
それでは説明します。
大問1
(1)が全てです。
どういうことかというと(1)が解けなかったら(2)以降は解けません。
(1)を解くのに「第3項目はこれで出る」、「第4項目はこれで出る」、「第5項目はこれで出る」と規則性を見つけて第k群の末項を考えます。
さらっと説明していますが規則性を見つけるのが大変なんです。
こういう問題はどの大学でも時々あり普段から練習していないとどう解けばいいかが分からないはずです。
これが解けなかった人が結構いる気がします。
(1)が解けたら残りの問題は簡単です。
大問2
(1)の\(f(\frac{π}{9})\)の値を求めるのが難しいです。
先に求めた\(cos2θcos4θ\)ですが\(f(\frac{π}{9})\)を式変形してから使うのですがこれが難しいです。
私の授業(他の先生も)ではこういう問題も扱っていますが演習がものをいいます。
演習を全然せずに予備校、塾、学校の授業を受けただけの人では太刀打ちできなかったはずです。
演習の重要性とどの参考書を使えばいいかについて以前記事を投稿していますので良かったらご覧ください。
(2)は簡単です。
大問3
(1)と(2)は簡単です。
(3)が\(3^{2020}\)に1000を法として合同式を使うと解けるけど計算に時間がかかり過ぎて試験時間内に解くのは現実的ではありません。
\(3^{2020}\)=\(9^{1010}\)=\((10-1)^{1010}\)として2項定理を使って1000で割った余りを考えます。
\(10^3\)がある所は1000で割り切れるので\(10^2\)、\(10^1\)、\(10^0\)がある項を考えればいいです。
\({}_{1010}\mathrm{ C }_210^2(-1)^{1008}\)+\({}_{1010}\mathrm{ C }_110^1(-1)^{1009}\)+\({}_{1010}\mathrm{ C }_010^0(-1)^{1010}\)を1000で割った余りを考えればいいです。