大学受験
大学受験の数学の参考書の理系数学入試の核心は使う価値があるか解説
「理系数学入試の核心(標準編)っていい参考書なのかな?有名だけどいきなり買って失敗したら嫌だな。」といった疑問に当サイト(数がく部)の管理人でありある医学部受験予備校の看板講師講師のいさじがお答えします。
理系数学入試の核心は有名ですがどんな問題が入っているか?、問題難易度はどうか?、解答は理解しやすいか?などが分からない人が多いはずです。
ほとんどの評価は「良かった」みたいなあいまいな表現をしているからですが人によっては買わない方がいいのですが分からないですよね。
ですので私が問題はどうなのか?使いやすいか?などを私が中身を見て思った内容をそのまま説明しますので買いたい人の参考になればと思います。
それでは説明します。
目次
演習をいっぱいしたい人には向いてない
問題数は全部で150題で各分野で大体3題で多い場合は6題です。
演習用の問題集としては各分野の大問数が少ないのでこれだけだと演習量が足りなくこの参考書だけでは受験は無理です。
定期テストでも1つの分野の問題を3題解くだけでは対応できないでしょう、だから入試も対応できる訳がありません。
大学受験に受かった生徒を元にどれだけ演習しないといけないかについて記事を書いていますが記事を読めば演習量がはっきり分かります。
偏差値が50前後の人にはきつい内容。
偏差値が50を切っている人は星1と2しか解かない方がいい
問題難易度は星1から3まであり星1と2はパターンの印象なのですが偏差値50を切っているは使うなら「星1だけを全て解く→星2だけを全て解く」がいいです。
偏差値50を切っていると知識的に足りない部分が多いので解答を理解するのに相当時間がかかります。
だからいきなり星1から3まで解くと間違いなく挫折するので星1だけを解き終わってから星2だけを解いた方がいいです。
解答が理解できないかもしれない
全ての問題で考え方があり「この考え方はなぜこうするんだろう?」解答を見て「なぜこう解くんだろう?自分では思いつかないけど」とたびたび思うはずです。
説明は詳しく載っていないので「何これ?」と思う解答の時があるかもしれません。
だから星1と特だけでも挫折する可能性はあります。
偏差値50代後半の人用の参考書だと思います。
私が受験生の時はスタートの偏差値が50を切っていたので絶対に解答と考え方を全く理解できず挫折していたはずです。
偏差値が50を切っていたら他の参考書で勉強してから使った方がいい
だからちょっとでも理解できない所は他の人に質問した方がいいですが黄色チャートである程度の実力を付けてから使うと挫折しないと思います。
偏差値50代の人は星1と2だけを全て解き星3はそれなりに難しいので解かずに他の問題集を解いてある程度学力を上げてから解いた方が時間的に無駄がないです。
私的には他の問題集は黄色チャートがめっちゃおすすめですが記事を書いていますので読めばいかに優れた参考書かが分かります。
分からない所があったら黄色チャートで似た解き方を探してその説明を読んでもう一度解き直すのもいいと思います。
ただ欠点としてこのやり方だと結構時間がかかります。
数学が得意な人は星1と2は問題文を見て「解き方が分かる」と思ったら解かずに星3だけ解けばいいです、解説は問題なく理解できると思います。
でも星3は少ないのでわざわざ星3を解くためだけに買う必要はないです。
網羅性はないのと新課程に対応していない
大問数が少ないので入試で知ってないといけない解き方の網羅性は当然ないです。
星1と2に入っている解き方が決まっている問題は著者的に必要だと感じた問題で星3で考える力も付けましょうということと私は解釈しています。
でも「もっと必要な問題があるけどな〜」と私は思いました。
この問題集は今発行している物はデータの分析と条件付き確率は入っていません、その内追加されるとは思いますが「まだ新課程に対応してないんだ〜」という感じです。
もうすぐ次の過程になるのでそれを待っているのでしょうか。
他の問題集でカバーしないといけない
学力があっても低くても他の問題集を併せて使わないといけないでこれを買うならFOCUS GOLDを使った方がいいと思います。
問題数がいーっぱいあるので演習はこれ1冊で大丈夫です。
↓の記事でもFOCUS GOLDの解説をしています。
といったところです。
受験用の問題集はあり過ぎてどれを買えばいいか分からないはずですがいきなり買うのではなく解答、考え方が自分にとって理解できるかを必ず確認しましょう。
説明を終わります。