私立医学部受験
浪人の医学部合格のための年間スケジュールでの受験勉強のやり方
「浪人になってしまった。今年こそ私立医学部に受かるぞ。でも予備校で授業を受けるだけでいいのかな?自分でもどんどん勉強しないといけない気がするけど。」といった疑問に当サイト(数がく部)の管理人いさじが説明します。
医学部受験予備校に通えば私立医学部に受かると思う浪人が多いですがそうでもないです。
どの予備校も合格率は大体3割で5割以上の所は100%ないです。(もしあったら絶対に嘘です。そんな所があればみんな行きます)
予備校に通って受験に失敗しないためにどんな勉強をしていけばいいかについて説明をします。
何となくこれから勉強しようとしている浪人生にこの記事を読んで欲しいです。
この記事では浪人一年目の偏差値が50ら辺の人に対応しています。
現役生に関しては以前記事を投稿しましたので良かったらご覧ください。
受験勉強を始める前提として絶対にしないといけないことについて記事を投稿していますので読んで欲しいです。
これをしないと合格の可能性が大幅に下がります。
それでは説明します。
必死で勉強しないと志望大学には絶対に受からない。
私立医学部はとにかく難しいです。
絶対受かるって思える生徒ってまずいないです。
大半の生徒の場合は「この生徒は今年受かるかな?もしかしたら落ちるかも。」と思って受かる生徒がごく一部です。
私は2013年から医学部受験予備校で働きだして合格者0人の年はまだないです。
でも私が働いている所で自分の生徒の合格者がずーっと0人の先生がほとんどです。
それだけ医学部は受かりにくいです。
私は1度も合格者0人の年がないからたまたまではないと思いますが。
「今年1年で絶対に受かる」という気持ちで必死に勉強しましょう。
今年で受験を終わらせたかったらよっぽど勉強が嫌になった時に以外は遊びは捨てましょう。
大学に受かる人の特徴について以前記事を投稿していますので良かったらご覧下さい。
まず予備校選びから始めないといけないのですが「生徒に対してとことん面倒を見てくれる」ことを確約してくれる所なら大丈夫です。
全国的に何ヶ所も校舎がある所は生徒からお金さえ取れればいい印象なので止めた方が無難です。
他の先生から聞いた話によると校舎が多い医学部受験の予備校は生徒に無理矢理授業を取らせてあとはほったらかしにするなど詐欺的な事をするらしいです。
予備校の選び方について以前記事を投稿していますので良かったらご覧下さい。
それとこういう先生の授業がお勧めということについて以前記事を投稿していますのでよかったらご覧ください。
4月〜6月
予備校の授業の復習を手を抜かないようにしましょう。
復習はやり方を誤ると次の年度も浪人になります。
私は復習のやり方を誤って次の年度も浪人になりました。
授業後の復習のやり方について以前記事を投稿していますので良かったらご覧下さい。
予習は次の日にある授業の内容だけでいいですがそんなに時間をかけなくていいです。
それで解けるなら予備校に通う必要がないからです。
私は予習の段階ではいつも問題を解けませんでしたが5分位しかしていませんでした。
予習をやれやれうるさい先生も中にはいますがその人は生徒の気持ちが分からない馬鹿なので無視していいです。
「睡眠時間を削って予習しろ」というのも論外です。
睡眠時間を削って勉強するのが合う人と合わない人がいるのを分かって言うなら話は別です。
でも現実的にそんな予備校講師はまずいません。
睡眠時間を削ると授業に集中できないから非効率です。
予習のやり方について以前記事を投稿していますので良かったらご覧下さい。
偏差値50辺りだと授業について行くのがギリギリな場合がありますので黄色チャートでコンパス3までの問題を解けるようにして学力の補強をしましょう。
(コンパスは例題番号の右側にあります)
予備校の授業と似ている問題があるはずなのでチャートの問題量は多いですが、できると思います。
全て予備校任せの授業の受け方をすると知識漏れが出る可能性があるので注意です。
授業や黄色チャートの内容の考え方を覚えないといけないですが方法を間違えると中々覚えることができないかもしれません。
暗記するためのノートをこういう風に作ればいいということについて以前記事を投稿していますので良かったらご覧下さい。
分からない所が出てきたら誰でもいいので教えてくれる人に聞きましょう(多分夜になると質問対応の大学生か先生がいると思います)
演習の授業がある予備校がほとんどだと思いますが分からない所があったら必ず質問しましょう。
これをしないと分からない所がどんどん溜まって放置して成績が全く伸びず次の年度も浪人になって予備校のお客様になります。
この時期は覚えることが多いはずなのでとにかく覚えましょう。
携帯を見ている時間はないですよ。
昼休みにだらだら携帯をみたり漫画を読む人って高確率で受験に失敗しています。
私の生徒にもいますが12月になってもこの状態だと諦めています。
「数学は思考力だ」と言う先生がいて確かにそうですがまず知識がないと思考力で問題を解くことができません。
ゴールデンウィークに大学生になった友達が戻ってきて一緒に遊んで受験から脱落する人がいますがそうならないようにしましょう。
7、8月
この時期が勉強が辛くなる最初の時期です。
周りでダレて授業を受けなったり予備校に来なくなる人が必ず出てきます。
そんな人から遊びに誘われても無視しましょう。
一緒になって遊ぶと受験に失敗します。
遊びを断ってその人から無視されたら相手にしなければいいです。
大学に入ったら2度と連絡を取ることはありませんから大丈夫です。
〜と付き合って遊ぶとかもありえないです、予備校は出会いの場ではありません。
最近そういうのが蔓延している馬鹿医学部受験予備校がありますがそういうことをするとまず受験は失敗します。
この時期に黄色チャートのコンパス3までで解けない問題をなくしコンパス4を自分で解けるようにしたいです。
コンパス4は問題数がそんなにないので予備校の授業と並行してできると思います。
考える問題もあるので演習と思って解きましょう。
演習がとにかく大事です。
授業で習った考え方、自習で学んだチャートでの考え方を使いこなさないといけません。
演習はどれくらいしないといけないかについては以前記事を投稿していますので良かったらご覧下さい。
演習をしながら黄色チャートのコンパス3までで忘れている所があったらその度に解き方を確認して思い出しましょう。
9、10月
予備校の授業が応用になって難しいと思います。
黄色チャートはコンパス5を解きましょう。
難しく思考力を使う問題ばかりですが頑張って解きましょう。
予備校の演習と思えばいいです。
この辺りから成績が伸びないとプレッシャーで焦る人がいますが焦らず勉強しましょう。
予備校からも言われると思いますが志望大学をある程度決めるはずなのでホテルの予約をしましょう。
11月になってからホテルの予約をしようとしてもホテルがない可能性があります。
特に試験会場が本学(川崎医科大学など)の所は10月の時点でホテルの予約でいっぱいになっている可能性があります。
11〜共通テスト前まで
志望大学の過去問を使った演習で大学の問題の傾向や解き方を習うはずです。
合格点が取れずに不安になって泣く生徒がいますが今年の受験は無理だと諦めずに勉強しましょう。
過去問を使った練習の段階では合格点を取れなくても本番では自分に合った問題が出て合格点を取る生徒を何人も見ています。
ここまで来たら「落ちたらどうしよう?」と考えるのではなく最後までやり切って下さい。
あとちょっとで受験が終わるのにここで勉強を止めたら次の年からまた勉強が始まります。
最後に伝えたいこと
年間通して勉強を継続するのは凄く大変です。
成績が思うように伸びず憂鬱な気持ちになったり嫌なことがあって勉強できない時も出てくるはずです。(それがなく受験が終わる人はほんの一握りです)
本当に勉強がしんどい時はちょっと休みましょう。
休憩することは悪いことではないということについて以前記事を投稿していますのでよかったらご覧ください。
それと私立医学部を受験する上で情報を集めるのは大事です。
このことについて以前記事を投稿しています。