私立医学部受験
2022年度の女子医科大学医学部の数学の対策を過去問で対策するための説明
「東京女子医科大学医学部の対策はどうしよう?ネットで調べても表面的なことしか書かれてなくてどう対策をすればいいんだろう?」という方の疑問に当サイト(数がく部)の管理人いさじがお答えします。
医学部受験予備校に行ってなかったら表向きの情報しかネットにはないので対策のしようがないですよね。
行ってても自分から聞かないと情報を教えてくれない先生もいて私が教える事もあります。
情報は少しでも多い方がいいので東京女子医科大学の私なりの対策方法の説明をします。
この記事を見ることで医学部受験予備校に行かなくてよく他のサイトで東京女子医科大学の対策を調べなくてもいいように私なりに細かく内容を書きます。
2015年〜2019年の問題を見て対策方法を説明しています。
目次
東京女子医科大学の場所
〒162-8666 東京都新宿区河田町8-1
TEL:大代表:03-3353-8111
Google マップだと↓です。
アクセスに関してはここを見た方がいいです、詳しく載っています。
東京女子医科大学の基本入試情報
前期の試験科目と試験会場
- 数学(1次):数学 I、数学 II、数学 III、数学A、数学B(数列、ベクトル)
- 理科(1次):[物理] 物理基礎・物理 [化学] 化学基礎・化学[生物] 生物基礎・生物(上記の「物理基礎・物理」、「化学基礎・化学」、「生物基礎・生物」の3科目から出願時に届け出た2科目を選択)
- 英語(1次):コミュニケーション英語 I・コミュニケーション英語 II
- 適性・小論文(1次):(評価は第1次試験合格者選抜には使用せず、第2次試験合格者選抜のときに使用します)
- 面接(2次):(第1次試験合格者に対して実施します)
- 試験会場(1次):令和3年1月28日(木)8時50分より
試験会場:京王プラザホテル(東京) 会場は変更になる可能性があります。 - 試験会場(2次):令和3年2月9日(火)または2月10日(水)
第1次合格者発表の際にいずれか1日を大学側から指定します。(日程の変更は出来ません)
試験会場:本学 医学部
試験日程(一般)
- 出願期間:令和2年12月24日(木)から令和3年1月21日(木)16時 必着。
出願書類はすべて郵送とします。本学医学部学務課窓口に直接持参されても受付致しません。 - 試験日(1次):令和3年1月28日(木)8時50分より
- 試験日(2次):令和3年2月9日(火)または2月10日(水) 第1次合格者発表の際にいずれか1日を大学側から指定します。
- 合格発表:令和3年2月17日(水)14時
- 手続き締め切り:手続き期間 令和3年2月17日(水)~ 令和3年2月24日(水) 16時(必着)
- 出願方法:郵送
- 定員:約75名
- 受験料:60000円
学費
- 初年度に必要な費用:11,449,000円
- 6年間に必要な費用:46,214,000円
国家試験の合格状況(総数)
- 2019年:89.3%
- 2018年:92.2%
- 2017年:89.8%
- 2016年:90.2%
- 2015年:89.6%
国家試験の合格状況(新卒)
- 2019年:92.0%
- 2018年:93.2%
- 2017年:92.5%
- 2016年:91.9%
- 2015年:92.4%
東京女子医科大学の問題構成
- 満点:100点
- 大問数:4題
- 試験時間:60分
- 解答方法:記述
- 大問数:大問1は(1)、(2)大問2、3、4の中の問題数は変動
問題の特徴
難易度が高い時もありますが基本的に解きやすいと思います。
解き方が決まっている(パターン)も混ざっている感じがします。
試験時間が60分で大問が4つで全部記述なのですが全部解くのはほとんど無理です。
黄色チャートならコンパス4、FOCUS GOLD
なら星4まで解ければ大丈夫だと思います。
2019年の福岡大学の問題を普通に解けたら問題なく合格点が取れると思います。
福岡大学の対策の記事は以前投稿しています。
2019年の問題の難易度の分析
大問1
数列が出題されています。
難易度は簡単です。
(1)の類題が過去に東海大学で出題されています。
↓です。

東海大学の対策の記事を以前投稿しています。
大問2
数学Ⅲの極限がメインの問題が出題されています。
難易度は簡単です。
大問3
場合の数の「〜の倍数になる並べ方」の問題が出題されています。
難易度は簡単です。
黄色チャートに類題があります。
↓です。
大問4
数学Ⅲの極値を持つための条件を求める問題が出題されています。
難易度はやや簡単です。
黄色チャートに類題があります。
↓です。
総評価
問題に癖がないので解きやすかったと思います。
試験時間が60分で計算が多くてミスできないので計算力を付けないといけないですが計算力を付ける演習については演習用の問題集の説明を以前していますがここから読むことができます。
数学は70%位は必要だと思います。
必要な得点率
全科目合計の合格最低点は非公開です。
今年の数学だと70%は取らないといけない感じがします。
浪人に寛容か?
寛容ではないと思います。
思いっきり現役重視の印象です。
2019年の入学者の現浪比は↓です。
- 現役:49.6%
- 一浪:23%
- 二浪:13.3%
- 三浪:14.1%
どの順番に問題を解くかと時間配分
塾や予備校に行ってない高校生や集団授業を受けている浪人生は問題を解く時に最初から解いてないでしょうか?
もししてたらよくないやり方です。
理由は私立医学部の場合は入試の問題でよく知られている解き方だけど試験時間的に解かない方がよかったりやたら複雑な問題は捨てないと試験時間内に合格点を取れなくなるからです。
最初から捨てる問題の時もあります。
最初から解いていきなり捨てる問題だったら解くのが大変だったり解けなくて凄く焦るはずです、、
その状態で問題を解けても解けなくてももやもやした状態で次の問題を解いて冷静な状態で解けるでしょうか?
恐らく無理でしょう、、
だから問題を解くときは↓としましょう。
自分にとって解きやすいかもと思う問題から解くといいです。
そうすると気持ちが落ち着いて問題を解くことができて試験時間が終わり合格点を取ることができることができるかもしれません。
私が最初に解かない方がいいと思う分野は整数問題、図形問題、確率、場合の数、データの分析などの思いつかないと解けない分野です。
理由は試験の開始直後は緊張しているので思いつかないかもしれないからです。
大問の最後の問は一旦解かずに次の大問に移りましょう。
大問の最後の問より次の大問の(1)が簡単だからです。
時間配分ですが試験時間に対して問題が多いので時間配分は考えず問題を解けるだけ解けばいいと思います。
ちなみに見直しの時間はないです。
解答の書き方
採点者はきっちり解答を見ると時間がかかるので細かい式変形は見ていないと思いますのである程度省いた解答をして大丈夫です。
具体的にはこんな感じで書けばいいです。
この問題の解答は↓の図ですが
赤の( )の所は省略していいです。
こうやって解答もなるべく簡潔に書き計算は計算用紙に書く練習をしましょう。
大学の過去問を使って問題の解き方の練習をしないといけない
捨てる問題を見極める練習や計算用紙の使い方の練習は過去問を使ってすれば実戦形式なので効果的です。
捨てる問題を見極める練習をしないと試験時間が足りなくなるかもしれないので必ずしましょう。
以下の大学の過去問を使って練習するのをお勧めします。
問題が変に難しすぎる大学は省きます。
東京女子医科大学は記述なので記述の大学も含みます、対策の記事のリンクもありますのでよかったらご覧ください。
です。
過去問を解く時は必ず解答時間内に解き計算用紙に計算をしましょう。
練習している時に合格最低点の%を取れなくても本番では自分に合った問題が出題されて合格最低点を超える人もいますので諦めずに勉強しましょう。