予備校講師って給料が良さそうだな〜
なりたいな〜
でも若い人が全然いないけどなぜだろう?
こういう生徒が時々いますが予備校講師って華やかそうですよね。
実際は全く違って仕事の量的に末期的ということに当サイト(数がく部)の管理人でありある医学部受験予備校の看板講師講師のuheiがお答えします。
予備校講師の仕事は収入的にいかに危険で今後絶対にならない方がいいかの説明をします。
これから予備校講師になりたい人がいたらこの記事を読んで考えを変えて欲しいです。
予備校講師の仕事はいかに将来性がないか
予備校講師に興味がある、なりたいと思う人
それでは説明します。
目次
予備校講師の仕事は現在進行形で激減している
現在子供がどんどん減っていて都市部も同じ状況です。
特に2020年はコロナウイルスの影響でどこの予備校も経営状態が悪く潰れそうな所が普通にあるはずです。
Twitterで他の人も同じことを言ってます。
予備校講師に絶対なるな2020!【授業数削減で仕事激減】https://t.co/lERjRTijEj
学校が休暇を減らしたため講習の数は激減、映像授業化に伴い必要な講師の数もさらに減少!ますます成功するのは狭き門に! pic.twitter.com/CgIbsWAGEx
— morite2toeic (@morite2toeic) August 23, 2020
2012年に予備校業界に入った時は関西にいましたが大阪で既に仕事が全然ない状態でした。
2006年辺りから子供が減っているのは他の先生から聞いていたのですが「こんなに仕事がないんだ〜」って思いました。
医学部受験じゃない予備校はほとんど潰れていた
医学部じゃない学部向けの塾や予備校がほぼなくて9割近くが医学部受験の予備校でした。
塾や予備校の先生は基本的に非常勤なのですが医学部受験じゃない塾や予備校は社員が基本授業するので非常勤の仕事はネットでは見つかりませんでした。
ホームページがない所は他の先生から紹介して貰って働くらしいです。
フランチャイズの塾で働いても生活できない
じゃあフランチャイズで働けばってなるかもしれないですが給料が安すぎるんです。
↓とかヤバイですよね。
申し訳ないですけど、大手だけじゃないです。
某フランチャイズ+個人塾(2ブランド経営)で働いていたときのことです。
休みは法律より少ないし、給料も入社時の約束より低い。
授業の合間に生徒の送迎運転手もしなきゃいけなかったし、ミスともいえないことをミス扱いにされてボーナス不払い…— はにゃはにまる (@hanyahanimaru) November 28, 2018
先生で給料が違いますが私の場合はフランチャイズの時給が予備校の\(\frac{1}{3}\)位でした。
ちなみに予備校は大手で時給4000円とかです。(最近代ゼミの求人を見た時の金額がそれ位でした)
北九州予備校の講師が言ってましたが新人は講師歴に関わらず時給4000円と聞いてます。
細かく探せばあるのかもしれないですが他の先生の紹介じゃないとまず働けないのをあとで知りました。
仕事を始めた頃は仕事がほとんどないのでコンビニのバイトもしてましたが次の年も仕事がなかったら予備校講師を辞めようと思っていました。
たまたま医学部受験予備校で働けて現在も予備校で仕事をしています。
大手もヤバイ
私が働いている所にもと代ゼミの先生がいるのですがその人の話によると代ゼミが相当ヤバイらしいです。
校舎の大量閉鎖の後映像授業の先生を地方に行かせていたのですが交通費と人件費がかかりすぎるので地元の先生の授業を増やしているらしいです。
最初からそうすればいいと思うのですが計画性の無さが代ゼミです。
夜まで授業をすれば宿泊費みたいなのが付いていたのが今では一切ないみたいです。
大手で少人数授業に切り替えた所があるのですが集団授業ってもはや時代遅れだと思います。
大都市で仕事がないから他の地域はもっとないのでは?
都市部の大阪でひどい状況なので地方はもっと仕事がないはずです。
関東なら人が多いので現在も仕事自体はあるみたいですが講師が多すぎるので一人一人の先生の授業数は減っているみたいです。
さらに仕事が減った事に気がついた
某医学部受験予備校で働けたので仕事を続けて関西で2015年度まで働きましたが2016年になって明らかに子供が減って仕事が減ることがはっきり分かりました。
イメージで元々子供が1000人いるとして400人に減った感じです。
私が働いていた大阪にある塾は生徒がいきなり激減しました。
大阪は貧富の差が激しいからと思ったのは勘違いだった
これはマズイと思い地元(都市部)に引越しをしました。
大阪は貧富の差が激しいので塾や予備校に行きたいけど金銭的に無理な家庭が多くて仕事が減っていると最初は思っていたのですが大きな間違いでした。
どこの地域でも予備校の仕事のなさは同じ状況
地元は最初は仕事があったのですが2019年になって2015年より生徒が明らかに減ったのを実感しました。
子供の出生率がこう減っています。
2016年 | 97万人 |
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2017年 | 94万人 |
2018年 | 91万人 |
2019年 | 86万人 |
子供の数が減るのに加えて予備校に来る人が減っている
私の体感はもっと減っている感じがしてイメージで子供が400人いるのが200人に減った感じです。
子供の数は減っているのに塾や予備校は増えていて生徒の取り合いになっているので生徒が分散して仕事が減っています。
今だとスタディサプリやYouTubeなどでも勉強できるので予備校が動画でできる勉強以上の内容を提供しないと生徒は来ないでしょう。
予備校はこういう考え方ができないのでしょうがないですが。
対策を何も考えない予備校が多い
そうなると予備校は普通は他ではしてない自分の所のオリジナルのやり方をしないといけないです。
でも予備校の運営って意外とそうではない所が多いです。
でも今までと同じやり方をして他の予備校や塾と差別化を図ることを一切しないので徐々に生徒が減ってます。
でも先生は減っていないのでどこの予備校も先生が余っている状態で働きたくても働くことができません。
コロナウイルスの影響でzoomで授業をしている所があるはずですがzoomでの授業のみになったら授業が成立しない可能性があるので注意です。
今まで何もしなくても生徒が来てたから対策が分からないのかも
他の先生と予備校の生徒が減っている話になっても「何ででしょうね〜」っていうので「何も考えてないんだな〜」って思います。
自分の所でしかできないことをすれば生徒が来ると思うのですが。
予備校業界は50代、60代、70代が多いので新しいことをするのを嫌う印象です。
もしかしたら今まで生徒を獲得するための対策をしなくても生徒が来ていたからどうすれば生徒が増えるか分からないのかもしれません。
今の段階で経営難になり潰れる所が出ていますが今後ますます増えると思います。
給料未払いの予備校もある
私の知り合いの予備校講師が以前働いていた医学部受験予備校は給料未払いで潰れる寸前です。
話を聞いたらまあ酷かったです。
これからの時期、塾や予備校は「募集期」と「春期講習期間」なので、新型コロナウイルスでこれらを開けないことになると潰れるところが出るだろうし非常勤講師(俺もだ)は無収入で詰むことになるな。
— 田中健一/英語講師 (@TNK_KNCH) February 26, 2020
授業料を下げた予備校は潰れる手前
私が住んでいる県では授業料を下げているのに医学部受験予備校が潰れ始めています。
親が医師の場合授業料を下げている所は子供を通わせないみたいです。
授業料が下がることに危険な感じを察知するのかもしれません。
今後の予備校業界はもっとヤバくなる
ベテランの先生は↓と言ってます。
共通テストが始まると個別じゃないと対応できなくなり大手も潰れる運命をたどるだろう。
2020年のオリンピック以降予備校業界が危険な状態になると思うよ
危険を察知することに関して信頼できる人が言ってるので私も相当警戒しています。
私が知らない他の先生と予備校業界の今後について話しているみたいです。
現在私が働いている医学部受験予備校は今年の4月から入った生徒はたったの2人です。
校舎長がお金のことしか考えない馬鹿だから生徒が入らないのもありますがコロナウイルスの影響も相当あるはずです。